モワルーな時間
vol.19 2017年 如月 モワルーな時間
立春を迎え、冷え冷えした空気の中にも一瞬春の気配を感じますね。
でもやっぱりまだ2月は寒い。。。
北風が吹くと、知らず知らずのうちに、
肩に力がはいって気がつくと冷え冷えコチコチ、なんてことも。
そんな時、マッサージよりも「心と身体をほぐしてくれる」あたたかいデザートが
モワルー・オ・ショコラです。
数年前海外の雑誌でみて作って、しばらくブームが続き毎日のように作っていたのですが、
あまりに作り方が簡単なので、材料だけ書いて作り方を書き留めるのをわすれてしまったほど。最近なんだかまた食べたくなって、
オレンジがはいったチョコレートのかけらをいれて再現してみました。
オーブンから出てきた 熱々のモワルー・オ・ショコラ
スプーンを入れると トロっとしたチョコレートが
まさに 「モワル〜(仏 moelleux=柔らかい)」
とたちまちに、コチコチだったことなど吹き飛ばし、
みんなが笑顔
「やわらかな時間」にかえてくれます。
「モワル〜」な時間にあわせて
選んだトレイの大理石の色も、柔らかな色合いのピンクベージュ。
脇役として、お気に入りの食器(シンプルなものも個性的なものも)あわせやすいトレイです。
コントラストの強い「デザイン」のモザイクもいいけれど
肩の力を抜いて楽しめる
「柔らかな色」の大理石もおすすめです。
トレイもショコラも簡単にできるので、ぜひ作ってみてくださいね。
Moelleux Au Chocolat モワルー・オ・ショコラ
(デミタスカップ 約14個分)
=材料=
ミルクチョコレート 150g
ダークチョコレート 10片
バター 80g
卵 4個
粉糖 80g
薄力粉 小さじ2
お好みのリキュール(アマレットなど)
=作り方=
①デミタスカップの内側に薄くバター(分量外)を塗る。
オーブンは220℃に余熱しておく。
②刻んだミルクチョコレートとバターを湯煎で溶かす。
③卵と粉糖をボウルに入れて、白っぽくなるまで泡立てたら薄力粉をふるい混ぜる。
④ボウルに①を加え、混ぜる。
⑤デミタスカップの半分の高さまで生地を流し、ダークチョコレートを1片入れ、
さらに7分目まで生地を流し入れる。
⑥オーブンで6〜7分焼く。
※オーブンにもよりますが、上段に入れると表面が膨らんだ時に焦げやすくなるので中段か下段に入れる方が良いかもしれません。
お好みで生地にリキュールを加えたり、中に入れるチョコレートをオレンジやミントなどのフレーバーチョコに変えたりと、あれこれバリエーションを考えるのもまた楽しいのです。
薄力粉がほとんど入らないのでフォンダンショコラよりも口当たりが軽くトロリとした食感で、食べた瞬間、思わず「モワル〜」と声に出したくなります(笑)。